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非鉄相場は07年に踊り場を迎える公算が大きい。
米国経済の減速が相場の下押し要因となりそうだ。
米国では住宅主導で好調を維持してきた個人消費に陰りが見え始め、04年6月から続いた金融引き締め政策は転換点を迎えた。
米国経済の減速は中国などの需要の伸びの鈍化にもつながるだろう。
銅やアルミは価格高騰を受けて増産態勢も整い始めており、需給が逼迫する懸念は後退している。
これまで需給の実態以上に非鉄相場を押し上げてきた投資マネーの流入が一服する可能性もある米国に続き、欧州や日本など、世界的に金融引き締めが進んでいる。
低金利政策が生み出した過剰流動性が徐々に縮小に向かい、非鉄を含む商品などのリスク資産から資金が流出することも考えられる。
市場関係者には「需給関係からみた銅の価格は4000〜5000ドル程度」とみる向きが多い。
現在の価格は投資マネーによりかさ上げされたものというのが一般的な見方だ。
有望な鉱区の減少や原油をはじめとする資源高で、鉱山開発にかかる費用が膨らんでいるのは確かだが、生産コストからかけ離れた現在のような高値が長続きするとは考えにくい。
需給の実態を反映した水準に近付く公算は大きい。
アルミ相場も2000ドル台前半まで軟化しそうだ。
05年から06年にかけて高騰していた中間原料となるアルミナの価格が06年6月以降急落している。
価格高騰を招いてきた中国の買いつけが減少しているためだ。
中国は自国内のアルミナの増産態勢を整えており、06年1〜6月の生産量は前年同期比で5割増えたもよう。
アルミナの価格が下落すると、アルミの生産コストも低下する。
アルミの増産を促し、LME相場を下押しする可能性がある。
亜鉛は鉱山開発の遅れにより、銅などに比べて増産余力は乏しい。
03年半ばまで、亜鉛の相場は800ドル前後と低迷が続き、鉱山の閉鎖や生産設備の廃棄が相次いだことが影響している。
その後の需要拡大に鉱石の供給が追いついていないのが現状だ。
鉱山投資は確実に増えているが、需給バランスが改善するまでには時間がかかる。
2500〜3000ドルが底値となりそうだ。
世界景気が急速に悪化しない限り、07年も中国を中心に需要は伸びる。
高値が続く中で鉱山事故やストライキなどの生産障害が相次げば、一段と非鉄相場が上昇するシナリオが想定できる。
03年秋からの銅相場の上昇は、インドネシア・ニューギニア島のグラスベルグ鉱山の崩落事故がきっかけだった。
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